2014年5月19日月曜日

先輩から、後輩へ

本日(5/19)、標津サーモン科学館へ、
地元標津小学校3年生の皆さんがご来館w

 
「シロザケ稚魚放流体験」ということになるわけですが、
 
この稚魚たちには、ちょっとしたストーリーがありまして・・・、


「サケの町 標津」の標津小学校、
学習段階に合わせて、様々な「サケ体験学習」があります。

今回、放流するシロザケの稚魚は、
今年の2月初旬から、当時2年生だった彼らが学校の水槽で、
卵の状態から育ててきた稚魚たち

館長曰く、「今年はいい感じに育ててくれたなぁ~~!!」


彼らが育てた卵は、昨秋(サケの日の11/11)の6年生が人工授精したものです。
 
先輩たちが人工授精した卵を、
後輩たちが育て、放流する・・・。

サケの町ならではの授業かも知れません。

さらに今回は、卵の状態から水温の違う2つの水槽に分けて飼育し、
発生具合の違いも観察したそうですよ♪

学年を超えて、受け継がれていくサケたちの生命・・・。
今日放流した稚魚たちの数匹が、
数年後の後輩たちへと引き継がれていくといいですね♪


そんな本日の始まりは、
私1人で、漁船に同乗しての活魚作業w

これまで、なかなか入らなかったサクラマスに期待がかかります!!

 
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2014年5月14日水曜日

イトウの卵 www ♪

今日の話題ではありませんが、

先日(5/7)、高橋はるみ北海道知事(画像中央)が、
標津サーモン科学館へご来館されましたw

チョウザメ指パク体験コーナー」も果敢にチャレンジされていましたよ♪


さて、

すでに新聞等(読売新聞など)にて報道されましたが、
昨日、釧路川水系のイトウの卵がやってきました♪

イトウは、絶滅危惧種にも指定されています。
また、生息河川ごとに遺伝的に違いがあると指摘されており、
生物多様性の重要性の観点から、「イトウ」という種が絶滅しなければいいのではなく、
「○○川のイトウ」として、存続していく必要があります。

標津サーモン科学館では、当初よりイトウの保護活動に関わっており、
現在、道東数河川のイトウを河川水系毎に分けて飼育しています。

今回、釧路市博物館との共同の活動として、釧路川水系のイトウを預かることとなりました。
この春産卵したイトウの卵を、釧路市博物館の学芸員が川底から掘り起し、
当館で育てていくことになります。

到着したイトウの卵

所謂「発眼卵」と呼ばれる状態で、卵の中の黒い点は、発達中の目です。
貴重な種を預かったことになりますので、うまく育てていかないといけませんね。


余談になりますが、

「イトウの卵」というつもりで、パソコンで「イトウラン」と入力すると、
やっぱり、「伊藤蘭」と変換されてしまします・・・。