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ひっそりたたずむ川北♨ |
地元の人達のみならず、観光客からも人気の秘湯川北温泉であるが、本年はとうとう、開放することが出来なかった。
林道の決壊により通行規制が布かれたことによる影響で、管理する♨愛好会の皆様も断念せざるを得なかったからである。
我々も今シーズンは一度も現地を訪れていなかったこともあり、圧雪になる前にと本来通行できない林道ルートから、現地調査に赴いた。
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かなり大きくダメージを受けいている町管理の道路 |
温泉道は国が管理するものと町が管理する道路があり、大きく決壊しているのは国管理のものであるが、何と町が管理する道もかなりのダメージをおっていた。
来年の営業については未だ結論に至っていないが、全てをクリアにするのは、かなり厳しい実情であるなと直感した。
さてさて、調査に赴いた3名(局長・係長・企業の方)周りも薄暗くなりそこそこに帰路につこうと4輪駆動のバンに乗り込んだ!
軽快なエンジン音とともに出発!
え?・・車が動かない?
後から分かったことだがミッション異常、(自転車で言うとチェンが外れたような状況)であった。
携帯は通じない。
ヒグマの生息域であり幸いは鈴は携行していた。
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体力消耗フラフラの局長! |
「歩くしか無いべ!」
上り坂の林道をひたすら歩く、歩く、息切れ・動悸、マラソンの42キロを走ったことはないが、マラソンランナーが経験する恐らく37キロ過ぎの苦しさでないかと思うくらいであった。
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地熱調査プラント |
何とか、今年調査が始まった地熱調査のプラント事務所へ辿り着き、そこで暖をとらせていただき、1時間ほど迎えの車を待つ。
やれやれの1日であった。
文明の利器に頼りすぎるのも考えもので、最後はやっぱり自分が頼りと実感の時であった。
by kinchan