2013年10月8日火曜日

新たな命へ…

今回は標津サーモン科学館で行っている
「シロザケの人工授精体験学習」の様子をご紹介します^^
おとなり別海町の中学生のみなさんがいらしてくださいました◎

まずサケの体重、体長を測定します。3~4kgほどあるので持ち上げてみるとなかなかの重さ><
卵(イクラ)がこぼれてしまわないように慎重に測ります。
 
メスのお腹から卵をかき出します。成熟したメスの体重の20%ほどが卵の重さです。一匹のメスからたくさんの卵が出てきます。

 
 
次に、取り出した卵にオスの精子をかけます。しかし、この時点ではまだ受精はしていません。
真水につけることにより精子が動き出すのです。



ということで、真水につけて受精完了です。たくさんの稚魚に出会えますように…。
 
今回ご紹介した人工授精体験は、学校団体さんのお申込みが多いのですが、11月には一般のお客様向けにも体験していただける機会を用意しております!近くなりましたらまた詳細をご連絡いたしますのでぜひご参加ください\(^o^)/
 

 
道内の多くの河川では、遡上したサケマスを捕獲し、
人の手によって、採卵・受精を行い、稚魚まで育てて放流する、
ふ化放流事業が行われています。
当館で行っている人工授精体験に比べると、
作業する魚の数も、得られる卵の数もはるかに多いわけですが、
基本的な作業は同じです。
 
このふ化放流事業によって、サケ漁業は下支えされているわけで、
その一端を体験していただいていることになります。
 
酪農が盛んな別海町ですが、
沿岸部では漁業も盛んな町。
かつて幕府にも献上された「西別鮭」の産地でもあります。
今週末10月13日には「西別川あきあじまつり」も開催されますよ♪




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